「2010年4月」のアーカイブ

ヘアメイク修行、泣ける数年間を暴露

ヘアメイクアップアーティスト 山央桜子(やまおさくらこ)です

ヘアメイクアップアーティスト
山央桜子(やまおさくらこ)です。

今日はヘアメイク修行、涙の数年間を暴露しちゃいます。

前回「ヘアメイクアーティストになる方法はこれが一般的です」の通り、高卒から美容学校卒の21,22歳でヘアメイク事務所のアシスタントからスタートするのが普通です。

でも私の場合はかなり違っているルートをたどりました。大学を卒業後、とにかく技術の取得に努めたのです。そのためには何でもしました。

エステサロンで、マッサージ、着付け、ネイルをやったり、そこで卒業と思ったら、フリーになって、いろんな分野のキャリアを積んで、技術の向上だけを目指したのです。そういう生活を続けて、国内で学べる技術にある程度区切りがつくまで、数年かかりました。

その後に、いよいよアメリカ修行をスタートしたのです。

アメリカ修行は、米のこの業界人で、著名な作品を数々こなしている、あるメイクアップアーティストの事務所に所属しました。場所はLos Angeles。今から思っても、この期間が私の正念場でしたね。アメリカで徹底的にトレーニングを積んだわけです。

どんなトレーニングか聞きたいですよね?もちろん何をしたいのか、どの方向に進みたいのかによりますが、

映画、舞台、TVの現場では、顔とヘアメイクだけでは不十分で、ボディメイク、特殊メイクの技術が必要とされるのです。

映画ほど大規模な撮影でなくても、TVでもドラマや刑事ものでも、怪我の傷跡を創ったりするスキルが要求されます。私のアメリカの先生はこの方面のキャリアで、しごかれました!

米での修行が区切りがついてきた頃に、いよいよ帰国して所属する事務所を探し始めました。自分で探したのですが、先生に話すと、「そこは知ってるところだから、紹介してあげるわ。」と、

先生を通して、帰国してから今の事務所にはいったんです。しかし先生の紹介状が、採用に有利に働く事はありません。なぜなら実力の世界だからです。

早い話が紹介状などあってもなくても同じ。つまり技術力です。採用時の実技テストですぐバレバレです。

ここまで大学を卒業して、すでに5,6年たっていました。ですから私は美容師の免許は持っていないんです。

前回書いたように、21,2歳頃からスタートした人は、美容師免許を取るのが王道ですから、やはり取得をおすすめしますが、私の場合は、大卒で別ルートを選んだわけです。

つまりは、大卒でもヘアメイクアーティストになれるという、いい見本かもしれません。

ただこの修行の期間は当然ながら根性がいります。根性以外にも、給料では生活できませんので、地方の方はあきらかに不利でしょう。自宅通勤で生活は親持ちでも、自前の経費も別に多くかかります。

だから挫折者が多いのです。アルバイトしながら修行できるほどあまくはありません。仕事の後にも、事務所に戻って、スキルアップに努める日々の連続です。

でも逆に言えば、根性と親のサポートがあれば、実力のあるヘアメイクアーティストを目指すことはできるでしょう。

いや、もう一つ。「運」ですね。

今書いていて、気づいたのですが、私がここまでこれたのも、運がよかった、いや、人に恵まれたのだとよくわかります。

「ラッキー!」を呼び寄せるのも、実力のうちかもしれませんね。がんばって!

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