この「女のきもち」シリーズは、フェロモン美肌組のニュースレターで、私からお客様への個人的なメッセージです。随所にパーソナリティがあふれていたのでしょう。多くの反響をいただいたので、信頼の輪が広がればと思い切って少しづつ公開しています。
 

「女」である前に「人間」なのではないでしょうか? – No.7 齋藤天津子のパーソナリティ-女のきもち

私も以前そのように思っていました。今は学校の名簿も男女合一ですし、 男女平等、機会均等の法整備は当たり前ですが、 「女、女とおっしゃるけど、女である前に人間では?」と主張する心理に、何か片手落ちを感じる気持ちが残るからです。

それは、かつて「女である前に人間」路線で生きていた自分に、自分自身が「何か足りない」と、満足できなくなってしまったからなのです。自分の内なる心と体が、頭についていかない状態のような。。

例えば女性が化粧品を買う時には、お肌やライフスタイル、ライフワークへのいろいろな思いがあります。
それで初めての化粧品には、いろいろ質問をしたくなるのです。

でもその対応が、聞かれたことだけの答えだったり、売らんかなとおぼしきマニュアル通りの返事だったり、質問した事と違う内容の答えだったり、つっけんどんだったり、こちらの感情に配慮がなかったり、、、

実際皆様もよくご存知でしょう。これは窓口の担当者が男性管理職の指導どおりに答えているからです。

彼らには、化粧品を買う時の女のきもちがよくわかっていないと思われます。
窓口の担当者も上司に言われた通りに答えなくてはならないからです。

これはあらゆる場面でおこります。女のデリカシーがわからないサービスに対する不満が、特にここ数年私にはたまってきたのです。

「商品がよければいいんじゃ?」とわりきれたのは、若かったからなのか、商品、コスト、サービス、お店、会社など全般の満足度で、おつきあいが始り、信頼感がうまれ、単なる買い物が、「自分にぴったり」の気持ちのいい時間になっていくのです。

パワービューティはそういうお店をめざし、「女のきもち」を大切に考えています。話は戻りますが、「女である前に人間」かどうかの価値観には、世界標準と日本標準があります。

いくとこまでいくと、上の方でつながっているようにも感じますが、まず通常まったく違う価値観なのです。

日本標準むんむんの職場で、世界標準をチラ見せしただけで、評判が悪くなったり、実際は世界標準でも、日本標準キャラに徹すると、周りの目の変わりようには驚くばかりです。

逆に世界標準ばりばりの環境なのに、何を間違えたか日本標準だと笑われることも多いでしょう。

40代以上の賢い女性なら経験上、自然にこの知恵を実行してる場合もありますよね。

でもこの使い分けって、演技しすぎると堆積してストレスになるので注意した方がよさそうです。
そう、女にはこういう大変さがあるんです。相手によって使い分けなきゃいけないという。。。。

ただこれを使い分けなくなった時には、「女」が終わる時に近づいているかもしれません。

「もうそんなのどうでもいいわ~」と、自分流の至福の時間をたっぷりとり、エネルギーが貯まったら、時々は、外に出て女スキルを実践して、刃を磨いて手ごたえを確かめてください。

相手が女であろうが、特に男であろうが、自分の「女力」を研ぎ澄ませるには、やっぱりその意識と場数を踏むことにつきます。

女であることを意識した立ち振る舞いは、人間関係の潤滑油となり、社会を豊かにするだけではなく、長い意味で、自分にプラスになるので、面倒でも努力した分は自分の身につくのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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